新所沢地区で最も早く開拓が始まったのは、現在の北所沢町です。北所沢では、戦後間もない昭和20年10月から第65飛行場中隊に所属した若者たちの手によって開拓が始まっています。これが『原農場』の始まりです。右は当時の写真です。建物は、所沢飛行場の警備隊の兵舎で、これが戦後も残されたことによって、とりあえず最低限の生活ができたことが、開拓が北所沢からスタートした最大の要因であったといわれています。
開拓当時の美原町
北所沢へは多くの人たちが入植しました。後に米軍基地の拡張によって開拓地が狭くなったため、他の開拓地に移っていく人たちもいました。

人に会って話を聞く
人と会って話を聞くことは、その人から生きた知識を得たり、その場で質問することが可能であったり、大変有意義なことです。しかし、相手の方は、仕事など自分の時間をけずって「わたしたちの活動」に協力してくれていることや、わたしたちの活動や目的について何も知らないことを忘れてはいけません。そこで、人と会って話を聞くときには、あらかじめ
@
訪問する日時を確認し、予約する。
A
どのような目的で訪問するのか、どのような活動をしたいのかを伝える
B
どのような質問をするのかその内容を伝える
C
欲しい写真・資料などがあれば伝える。
など事前に連絡しておくことが特に大切です。当日、
メモやカメラなど記録するものを持っていく。ことも忘れないようにしましょう。また、相手の方はわたしたちを学校を代表する存在に見えることや、訪問には学校の許可やさまざまな手続きが必要なことも忘れてはいけません。学ぶことが多いこの機会をぜひ有効なものにしてください。活動を終えた後のお礼状も具体的な場面を思い出しながら感想を含めて忘れずに書くようにしましょう。
始発駅にもどる
北所沢の開拓が始まったのが、今から約60年前。当時の方が今も学区内に生活しておられたり、その家族の方がいらっしゃったりします。その方に会えば、さまざまな話を聞くことができます。また、貴重な資料も見せていただけるかもしれません。
長青寺のご住職さんから、「当時はまだ電気が通っておらず、ランプで生活していた」とか「基地には修理する戦車がたくさん運ばれてきた」とか「行政道路は所沢基地と入間基地を結ぶためにつくられた道路である」とか他にもたくさんの話を聞く事ができました。公民館などで話を聞くことができる方を教えてもらうことも可能かもしれません。その当時の生活の様子や苦労された話など大変勉強になると思います。