柳瀬荘は、もとは電力王といわれた松永安左エ門の別荘であったが、昭和23年に東京国立博物館に寄贈されたものである。 建物は、大きく3つの部分に分かれ、それぞれ歴史的な価値の高いものが多い。荘内の主要建築物である「黄林閣」は、江戸時代・天保期の民家の特色をよく示す物として、昭和53年に重要文化財に指定された。