6月号)
平成19年6月1日 所沢市立荒幡小学校
学校教育目標
・進んで学ぶ人になろう  ・心豊かな人になろう  ・健康な人になろう 

体温リズムから

学校長 大川 光子

 荒幡富士の新緑が日に日に濃さを増し、美しい青葉の季節を迎えました。
 4月10日の始業式、入学式以来、お子様は、毎日元気に学校に通うことができたでしょうか。また、成長ぶりは、いかかでしょうか。

 さて、私は、4月以来、朝の挨拶をかねて、校門で子ども達を迎えてきました。4月の頃と比べると、この頃の5年生、6年生の班長さんは、班員の様子が分かるようになってきたのでしょうか。下級生をよく見届けながら、登校してくれるようになりました。
 今年度入学しました1年生も、元気いっぱい、笑顔いっぱいで、楽しく学校生活を送っております。また、2年生から6年生の子ども達も、先生や友達と共にのびのびと楽しそうに活動しており、大変嬉しく思っております。
 ただ、その中で、少し気にかかっていることもありました。それは、子どもたちの一週間のサイクルをみたときに、どうも、月曜日の朝は元気がなく、木曜日、金曜日と週末に向かって、明るく、元気になります。いつも、「なぜだろう」と考えておりました。

 あるとき、早稲田大学教授(医学博士)前橋明先生の「早寝、早起き、朝ごはん」のお話を聞く機会がありました。上図は、その時に伺った体温リズムをつくるホルモン分泌についての図です。
 人間は夜中の午前0時をピークに、脳内にメラトニンというホルモンが出て、脳の温度を下げるように命令するそうです。脳の温度が下がると全身の温度も下がり、深い眠りに入れるようです。
 そして明け方くらいから脳の温度を高めてくれるβ−エンドルフィンやコルチゾールというホルモンが分泌されて、元気や意欲が出るそうです。

 上図は、「早寝、早起きの子ども」と「遅寝、遅起きの子ども」の体温リズムを比較したものです。
 遅寝、遅起きの子どもの生活は、夜型化しており、普通のリズムより3〜4時間後ろへずれ込んでいます。そのため、朝は、眠っているときの低い体温で起こされますし、体も目覚めず、動きは鈍い状態にあるそうです。
 この前橋先生のお話を伺い、子どもたちの月曜日の静かな姿は、日曜日の夜の過ごし方にも、少し影響があるのではないかと思うようになりました。

 とかく、私たちは便利な生活の中で、夜型の生活になじみ、人間が長年にわたって獲得した生体リズムを忘れがちになっていたのではないかと、考えております。
 家庭における生活について、親子でもう一度見直し、子ども本来の体温リズムで活動できるように、「早寝、早起き、朝ごはん」の生活を努力したいものです。

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作成:情報教育部@荒幡小学校