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(6月号) |
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愛 語 学校長 大川 光子 さて、先日、NHKのテレビ番組「日本語なるほど塾」をなにげなく見ておりました。すると、こうすれば伸びるトレーニングの言葉というタイトルが出ましたので、興味深く見ておりました。 その日の講師は、福島大学人間発達文化学類教授の白石豊先生でした。白石先生は、若い頃、自分も野球をなさり、ケガで苦しんだり、プレッシャーに負けたりすることがたびたびあったそうです。なんとか、プレッシャー等に勝てる選手になりたいと考え、15年前、野球の本場であるアメリカにコーチ留学をなさったそうです。その時の経験を踏まえながら、日本のコーチとアメリカのコーチの言葉のかけ方の違いについて、例をあげながら、具体的に解説をしておりました。 日本のコーチは、エラー等の失敗をすると、何をやっているんだと、上から下への指示命令や恫喝的な指示が比較的多かったそうです。しかし、アメリカのコーチは、サァ!今日もいこうよ。とサポートしながら、《選手を乗せること》が上手であり、また、打者が失敗した場合も、今、どう打ったの?と、《選手に質問をしながら》、その失敗を考えさせることが多かったそうです。そして、本人が変えようと努力しているところを、うまく褒めながら、やる気を引き出し、改善につなげていくということでした。失敗したことへの問いつめや欠点の指摘は、どの選手にとっても、課題解決にはつながらなかったということを力説しておりました。 最後に、白石先生は、人を育てる上で、言葉は非常に大きなパワーを持っている。だから、人を変えたいときは相手のことを思いやる優しい言葉、「愛語」と話しておりましたが、この言葉について、学ぶことが大切であるとまとめておりました。 愛語には、「春風のような愛語」と「秋霜のような愛語」があるそうです。 この対談を聞きながら、学校での子ども達への指導においても、また、家庭でのお子様への言葉かけにおいても、共通している面があるように思えてなりませんでした。 |