飛び出すな!右左を確かめて。

 ◆ 「飛んで火に入る夏の虫」にならないように!

コンピュータの向こうには、いろいろな人がいます。

調子にのって、うっかり本名や住所・電話番号を知らせてしまうと、

自分ひとりでは解決できないトラブルになったりします。

よくよく確かめてから、送信ボタンを押しましょう。(飛び出しは危険です。)

 ◆ 友だちのような言い方で、まぎれこんできます。

盛り上がっているチャットや掲示板に、

言葉づかいまで子どもに似せて入り込んでくる大人がいます。

夢中になっていると、見分けはつきません。

自分の書き込みにどんな返事が来るのかが楽しみで

つい、のめりこんでしまいますが、

夢中になる前に、時間になったら自分から退室するのがベストです。

 ◆ 行き先を確かめずに、バスに乗る人はいません。

掲示板やホームページには、リンクという便利なしかけがよくあります。

新しいページに飛んで行くまえに、行き先をよく確かめましょう。

大人の人に聞けないときや、わからないときは、クリックするのはやめます。

 

 

子どもの良心をたくみに利用して、個人情報を引き出そうとする悪質な者がいます。

写真やプライベートなことを手に入れるまでは、やさしい友だちを装っていて、

手に入れたとたん脅しにかかる。

こういう手口は大人なら見抜くことも可能です。

しかし、子どもはそうした悪人の存在を想定していないことも多く、

その時になって始めて親にも言えずに悩むことになります。

最近のセキュリティー対策ソフトでは、予め登録しておいた

個人情報を送信できないように設定できるものがほとんどです。

「ブロックされて目が覚める」こんな機会にもなりますから、

家族で話し合って設定しておくことも大人の役目ではないでしょうか。