飛び出すな!右左を確かめて。

 ◆ ネットゲームにリセットボタンはありません。

家のゲーム機とちがい、

インターネットでのゲームに、リセットボタンはありません。

自分勝手な方法や、不正な方法でゲームをすれば、

相手を怒らせてしまいます。

ゲームをしているコンピュータの向こうにも人がいる。

人の心はリセットできません。

 ◆ ネットゲームをしたらコンピュータの調子が悪くなった。

「ウィルス」「スパイウェア」もいっしょにインストールしますか?

[ YES ][ NO ]のボタンには、こんな一言が混じっているかもしれません。 

「読むのはめんどうだ。」と思わずに

大人の人に読んでもらって確かめることが大切です。

 

 

家庭用のゲーム機にはリセットボタンがあります。

ゲームをクリアーできず、都合が悪くなればリセットボタンを押し

データを保存している部分からやりなおすことができます。

ネットゲームでは相手がいますから、思いどおりに行かない時は

別の人間として再度登録をして、前の登録はほったらかし。

これを何度でも繰り返す子どもも出てきそうです。

「コンピュータの向こうには人がいる」

この言葉を基軸にすれば、インターネットやコンピュータでも日常生活と

まったく同じになり、子どもに対して、話がぶれが出ることはありません。


学校は同世代の子どもと大人が良心的な意図で集まっているところです。

こうした環境で日常生活の大半を送っている子どもたちにとって、

子どもでは想像もつかない悪人が混じっている

インターネットはあまりにも無防備にすぎる場合があります。

「コンピュータの向こうには人がいる」

つまり、良い人もいるが悪い人もいるということを、子どもは前提にしていません。

<ゲームをするためにインストールする必要があります。[YES]・[NO]?>

何をインストールするかを確かめず、無防備に[YES]をクリックすることが考えられます。

日ごろから親がインターネットを使う中で、常に警戒しながら

クリックをしている姿を家庭で示しておくことが、何よりも大切な予防になります。