人のせいにしない。

 ◆ 相手の気持ちを想像すればすぐやめられます。

自分のせいにされた人の気持ちは、

立場を入れかえて想像すればすぐにわかります。

また、人のせいにした自分も後悔(こうかい)だけが残ります。

クリックする前に、その結果について、ちょっと想像してみるようにしましょう。

 ◆ 本当の名前は調べればわかります。

インターネット用の名前を使うことはウソにはなりません。

しかし、インターネット用の名前でも

掲示板にウソやいたずらを書き込んだり、荒らしたりすれば、

もとをたどって、本当の名前はわかってしまいます。

いたずらであっても、悪質な「予告」は、子どもでも許してもらえないものもあります。

 


「コンピュータの向こうには人がいる。」

情報モラルや情報安全を考えるとき、一番はじめに思い浮かべる大切な言葉です。

画面を介して交流する。インターネット用の名前(ハンドルネーム)を使う。

こうした見た目の匿名性があるため、自分の気持ちや都合だけで

相手の気持ちを忘れ、トラブルになってしまうこともあります。

「相手の身になって考える」このことは子どもでも知っています。

様子がおかしいと感じたら、家族の大人が思い出させてあげることです。


「目は口ほどにものを言う」

という言葉がありますが、インターネットにはそれがありません。

相手や自分の表情や口調が伝わらないため、誤解したり傷つけてしまう。

大人でも失敗することがありますが、未熟な子どもであればなおさらです。


「親しき仲にも礼儀あり」

子どもは相手の顔が見えない分、親しさを伝えるために

何の疑問もなく、ふだんの話し言葉以上にくだけた言葉を使う傾向があります。

これは「コンピュータの向こうには人がいる。」ということを、

無意識の中でわかっている表れなのですが、

もう一歩進めてそのくだけた言葉がトラブルを引き起こすこともあるということを

家族の大人が気づかせてあげる必要があります。