知らない人から声をかけられたら・・・

 

 ◆ ネットでも「町で声をかけられた」のと同じです。

「相談やなやみをやさしく聞いてくれる。」

「わがままかな?」と思っていたら、気持ちをうけ入れてくれる。

ともだちとケンカしたあとでは、「ほんとうにやさしい人かも」と思ってしまいます。

家の人やともだちは、本当の心で相手をしてくれるから、

怒るしケンカもするのです。

見せかけのやさしさに引き込まれないようにしましょう。

 ◆ ネットの友だちと会う約束はしないのがふつうです。

ほとんどの人は、おつきあいもインターネットでできることに止めています。

インターネット用の仮の名前でやりとりするので、知らない人と同じだからです。

会ったり、自分の写真を送ったりしないのが「ふつう」です。

このふつうのことを知っていながら、

会う約束や写真がほしいと言う人は、別のねらいがあると思いましょう。

ほんとうに、会って遊ぶのは学校や近所の友だちです。

 ◆ プライベートなことまで、聞くことはふつうしません。

「聞かない・教えない」がマナーです。

それを知っていて聞いてくる人は、別にねらいがあることになります。

夜おそくまで掲示板やチャットにのめりこんでいると

この、「教えない」ということを忘れてしまいます。

こわくなったとき、自分から「さよなら」ができるよう

名前・住所・電話番号・メールアドレスなどを決して教えてはいけません。

 

 

早寝、早起きは生活リズムの基本です。

しかし、インターネットでは夜おそくまで夢中になってしまうことがあります。

「夜書いた手紙は、出す前に翌朝もう一度読み返したほうがいい。」

という言葉がありますが、

夜中に一人で集中しているため、一方的な判断になる傾向があります。

「なんであんな約束をしてしまったのだろう。」

「なんで、プライベートなことまで教えてしまったんだろう。」

朝になって後悔する経験を大人は知っています。

時間を決めて早寝早起きのリズムを守るよう、家庭で見守ってあげることが大切です。


他の家族が寝静まっているのに夜中まで続け、十分に眠らないまま朝を迎えれば、

インターネットのことで頭の中がいっぱいのまま学校に行くことになります。

学校でのトラブルのうさばらしを、インターネットの仮の友だち(?)相手に

夜中まで行い、それを学校に引きずっていけば、

悪循環に陥ってしまうことは想像に難くないところです。

「子どもは早く寝なさい。」という言葉のとおり、夜中の行動をそこそこに切り上げさせ、

早寝早起きのリズムを守れるよう、家庭で見守ってあげることが大切です。