江戸時代前期の大名(だい

 みょう)で、将軍(しょうぐ

 ん)のそばで働(はたら)い

 ていました。1694年、川

 越藩(はん)の殿様(とのさ

 ま)になると、家来(けら

 い)の曽根権太夫(そねごん

 だゆう)に命じて開拓を進め

 ました。三富の人々のために

 お寺を建てたり、井戸を掘っ

 たり曽根権太夫を人々といっ

 しょに住まわせて相談役にす

 るなど、三富の人々からはた

 いへん尊敬(そんけい)され

 ました。

  「三富」という名前は吉保

 がつけました。「豊かな村に

 なるように」という吉保の願

 いが込められています。