遠く文明18年〔1486年〕お坊さん道興准后の書いた「回国雑記」に

商人は、いかで立つらん膝折の 市にかっけを売るにぞありける
という歌があります

かっけとは、家器と書いて農家古来より家事に使っていた竹で作った

かごー「ざる」でした。
当時、上安松「牛沼地区」の住民の75%は、竹細工生産に関係ある職業についていたほど栄えており、生活に欠かすことができないものでした。

安松ざる

生活に欠かせないざるで、大切に使われていました。

食事の後で洗った茶碗を、この「ざる」に入れて外に出して日光よくをして衛生を保っていました。

でも、初めは畑の水害を防ぐために竹林を家を守るための塀のかわりにしたのがはじまりで、その後、各家庭で家庭用のざる作りとなり、生活の一部として欠かせないものになりました。

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