資料カ 妙善院本堂                 

学制時の校舎が妙善院本堂で、生徒を引率し住職の話を聞いた。     

所在地 所沢市三ヶ島

3-1410

解説  三河出身で小田原北条氏に仕え三ヶ島に住んだ佐和次郎右衛門吉綱が、天正年間(

157392)に創立した曹洞宗の寺院である。佐和氏は、その後徳川家康に仕えて姓を沢と改めた。慶安2(1649)には三代将軍徳川家光から寺領11石の御朱印地を賜った。旗本佐和氏の菩提寺として佐和氏ゆかりの寺院である。

 また、江戸時代には寺子屋、明治時代の始めには現在の三ヶ島小学校の前身に

あたる三ヶ島学校、また村役場も境内に設けられた。

 実際の授業では、明治の学制発布として、実際に妙善院に生徒を連れていき住  

職に寺の説明をしてもらった。そして、こう一言。「事前に明治維新の改革の中

の学制発布で、この三ヶ島村にも初めての学校(小学校)がつくられました。校

舎は、みんなが今いるこの妙善院の本堂でした。」当時の様子など雰囲気を身を

持って体験してもらいました。

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