平成21年度4月号
ご入学・ご進級おめでとうございます
校庭の桜も花壇のチューリップやパンジーもきれいに咲きました。暖かい春の日差しがまぶしい校庭に、元気な子どもたちの声が響き渡っています
本日、新入生134名を迎え、児童数731名、21学級、教職員数36名で、上新井小学校34年目の平成21年度がスタートしました。
ご入学・ご進級、誠におめでとうございます。
年度当初の教職員の異動があり、6人の転入職員とともに新任の校長として着任しました。今年度も、昨年同様に全教職員が心を一つにして、子どもたちの笑顔輝く上新井小学校になるよう、全力で取り組んでまいります。保護者・地域の皆様におかれましては、昨年度までと変わらぬご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
今年度の学校教育目標を、以下のようにいたしました。
21世紀を担う心豊かでたくましい児童の育成
やさしく(心豊かな子)
・きまりを守り、認め合い、協力する子
・相手の気持ちになって考え行動する子
かしこく(進んで学ぶ子)
・話を聞き、自分の考えを言える子
・落ち着いて考え、進んで学ぶ子
げんきに(たくましい子)
・心身共に健康で、積極的に行動する子
・粘り強く、最後までやりぬく子
21世紀を心豊かに、たくましく生きる子どもたちの将来を見据えて、様々な困難に当たってもくじけず、自らの力で、明日を切り拓いていける確かな力をしっかりと身に付けさせていきたいと考えております。
また、伝統ある本校を支えていただいている地域の皆様の願いや期待を受け止めつつ、「保護者・地域との絆を強め、活力に満ち、潤いのある学校」を目指し、保護者・地域の皆様と共に歩んでまいりたいと考えております。
さらに、児童一人一人の声を聞き、児童に夢を語り、児童を見守る教師を目指して、「その子の花」を咲かせるような教育活動を進めていきます。
そして、元気いっぱい、優しさいっぱい、夢いっぱいな子どもたちが、上新井小学校で大きく成長してくれることを私たち教職員の喜びにしたいと思います。
皆様のご支援をよろしくお願い申し上げます。

平成21年度5月号
学校のまわりの緑が一斉に吹き出し、「つどいの広場」のたけのこもニョキニョキと顔を出し始め、新緑のイチョウの葉もまぶしく輝く季節になりました。新年度も一か月たちました。子どもたちも、グングンと成長し、瞳輝く学校生活を送ってほしいと願っています。
先日の授業参観・懇談会の折には各教室をめぐって自己紹介や学校教育目標についてお話しさせていただきました。これからの1年間、よろしくお願いします。
1年生は、大きなランドセルを背中いっぱいに背負って、元気な挨拶を交わして登校しています。昇降口から2階の教室に入る前に、「入学おめでとう」の掲示物が毎朝出迎えてくれます。【学校って楽しいよ】と題した絵が廊下に掲示してあります。『お友だちとかけっこしたよ』『初めての給食おいしいよ』など、画用紙いっぱいに楽しい様子を鮮やかな色で表していました。学校生活にも少しずつ慣れてきたころでしょうか。
2年生以上の学年では、学級のみんなへの一言や今年の目標を教室内に掲示しています。保護者会の際にご覧になったかと思いますが、次のようなものが見られました。
2年生:これからも一緒に遊ぼうね。早くお友だちになりたいな。これからも仲良くしてください。
3年生:字をきれいに書けるようになりたい。漢字をたくさん覚えたい。サッカーでドリブルができるようになりたい。
4年生:算数をだいすきにして、大得意にしたい。クラブ活動をがんばる。跳び箱の8段が跳べるようになりたい。
5年生:サッカーがうまくなるために、漢字をがんばります。元気な自分になるために、好き嫌いをなくすようにがんばります。勉強ができるようになるために、先生の話をよく聞きます。
6年生:友達と仲良くして、卒業するまで楽しく過ごす。持久走大会で1位をとる。いろいろなことにチャレンジする。
各学年ごとに、子どもたちは目標を持ち、毎日の授業や学校行事、すべての学校生活において、その目標に向かって進んでいきます。少しずつ、一歩一歩、確実にそして着実に向上していけば、【元気いっぱい・優しさいっぱい・夢いっぱい】な上新井小学校の子どもたちになれるでしょう。5月はゴールデンウイークがあります。春の季節を楽しんだり、ゆっくりと休養したり、家のお手伝いをしたりとご家庭の計画に沿って、有意義にお過ごしください。連休が終わると、楽しい遠足も待っています。5月も元気いっぱいに過ごしましょう。

平成21年度6月号
初夏の候、木々の緑も様々な色となり一層輝きを増しています。校庭周辺の木々の緑は、明るい緑、濃い緑、淡い緑、薄い緑、鮮やかな緑といった様々な色があることに気づきます。同じ樹木の葉でも、高さや場所によって緑色の輝きが異なります。根からの養分を葉の隅々に行き渡らせ、若葉を吹き、雨に打たれながらも初夏を満喫しているかのようです。子どもたちも、こうした葉のように、たくさんの個性があります。どの子も自分の葉の色を鮮やかにして、それぞれの個性を伸ばし、心も体も健やかにそして、大きく育ってほしいと願っています。どの子にもその子なりの“よさ”があり、グングンと伸びていく無限の可能性があります。学校でも家庭でも、子どものよさを認め、褒め、励ましながら可能性を引き出し、その子の花を咲かせることができればと思います。
さて、間もなく梅雨に入る季節となりますが、うっとうしく感じる雨も、稲作や樹木の生長にとっては欠くことのできないものです。また、貴重な飲み水の供給源ともなります。校舎南側や2年生の教室前の花壇にはたくさんの花が、また、ほうさく村にはたくさんの野菜が植えてあります。1年生の子どもたちは、登校すると早速ペットボトルを持ってアサガオの水やりに出かけます。2年生が育てているミニトマトも大きく育っています。こうした花や野菜を育てていく体験は、心の優しさや生き物を大切にする心を養っていく上からも大変意味のあることです。様々な活動を通して子どもたちは、自らの心を育んでいきます。特に、人とのかかわりの中で、より心を広く、強くしていきます。子育ては、正に、「心育て」です。
子どもたちの心が育つ上で、象徴的な詩を次に紹介します。
「アメリカンインディアンの教え」 詩:ドロシー・ロー・ノルト 訳:吉永宏
○ 批判ばかり受けて育った子は 非難ばかりします
○ 敵意に満ちた中で育った子は だれとでも戦います
○ ひやかしを受けて育った子は はにかみ屋になります
○ ねたみを受けて育った子は いつも悪いことをしているような気持ちになります。
○ 心が寛大な人の中で育った子は がまん強くなります
○ はげましを受けて育った子は 自信を持ちます
○ ほめられる中で育った子は いつも感謝することを知ります
○ 公明正大な中で育った子は 正義心を持ちます
○ 思いやりのある中で育った子は 信仰心を持ちます
○ 人に認めてもらえる中で育った子は 自分を大事にします
○ 仲間の愛の中で育った子は 世界に愛をみつけます
6月も多くの学校行事があります。学校生活や遊びの中で積極的に心身を鍛え、友達と関わり、自分を磨き、安全かつ充実した月となるよう努めてまいりますので、皆様のご支援をお願いいたします。

平成20年度7月号
いよいよ盛夏の季節となりました。しかし、今はまだ、長くうっとうしい梅雨が続きます。子どもたちは、梅雨の晴れ間に校庭に出て遊具の王様のジャングルジムや登り棒などで遊んだり、どっぢボールをしたりして楽しんでいます。
さて、最近、登校時に虫かごを持って登校する子供たちの姿をよく見かけます。キャベツについているモンシロチョウの幼虫だったり、トカゲだったりします。ある方を見ていたので、尋ねました。
私:「その飼育ケースに何が入っているの}
虫博士:「ダンゴムシです」
私「そうなんだ。たくさん捕まったね。」
虫博士「ダンゴムシのオスが7匹、メスが4匹いるんだ」
私「えっ、オスとメスの区別がつくの」
虫博士「かんたんだよ。メスはね、背中に黄色い模様があるんだよ」
と、得意げに教えてくれました。本で調べて、オスとメスの区別のしかたを知ったそうです。また、バッタを持った子どもは、「このバッタはね、ばあちゃんにもらったんだ。ばあちゃん、すごいんだ。・バッタを手で捕まえちゃうんだよ。」とうれしそうに教えてくれました。・
子どもたちは、何かに興味を持つと、自分で捕まえたり大人に尋ねたり本で調べた
りします。ダンゴムシを捕まえた子どもが、得意になって大人に見せて、どこにいた
のか、どのように捕まえたかを話したいと思っているときに、大人が一言「まあ、何
これ。家に持ってこないで外に逃がしてきなさい。」と言ってしまうと、大きくふく
らんだ風船から空気が抜けていくかのように、子どもの心はショボンとしてしまいま
す。せっかく捕まえたダンゴムシだけど、叱られては、しぶしぶ外に逃がしてきます。
ダンゴムシと共に「好奇心」も捨ててきます。子どもたちの「やる気」を失わせてし
まっては、新しい発見はありません。
かつて、「鳥のように空を飛べたらどんなにすばらしいだろう」と考えたライト兄
弟は、飛行機を作りました。二人は、鳥の飛び方を研究し、「鳥の翼の断面は、上面
と下面とでカーブの仕方が違う」という発見を、飛行機の翼の設計に取り入れました。
「揚力」を利用しました。また、レオナルド・ダ・ヴィンチも、「ハチはどうやって
空中停止をしているのだろう」という問いから、ハチの羽の使い方を観察してヘリコ
プターのスケッチをしたそうです。生き物から学ぶことは多くあります。アワビは海
の中で接着剤を使わずに自由自在に岩壁に吸着・剥離させることができ
るし、カタツムリは、洗剤を使わずに自らの殻の汚れを落とすことができます。ク
モの糸は、同じ重さの鉄鋼より10倍強い力を持っています。「クモの糸より細く
鋼鉄よりも強い糸を作りたい」と思って、薬品と薬品との何千通りの組み合わせを
こつこつと試して、合成繊維の「ナイロン」を発見した科学者もいました。

平成21年度9月号
子どもたちの明るく元気な声が学校に戻ってきました。今まで、主のいない教室は、静まりかえっていましたが、先生方が教室の床のワックスがけをしたり掃除をしたりして待っていたので、今日は子どもたちの顔の表情や瞳も一段と輝いています。
「先生、夏休みが終わったら、上履きが小さくなっちゃった」と、子どもが言いました。「上履きが自然と小さくなったんじゃないよ。君の足が夏休み中に大きくなったんだよ。」と言ったことを思い出しました。真っ黒に日焼けして、たくさん泳いだことが見ただけで分かる子もいます。顔が一回り小さくなった感じがする高学年の子もいます。一回り大きくなった子がたくさんいます。学級では、背の順での並び方を入れ替えるようです。教室では、友だちに夏休みの出来事を楽しそうに話したり、宿題の苦労話をしたりと会話に花が咲いています。今日は、楽しかった夏休みの思い出を語りながら、気持ちよく学校生活のスタートができたのではないでしょうか。子どもたちは、夏休み中に大きな事故や病気、けががなく過ごせたようです。大変うれしいことです。これも、保護者や地域の皆様のおかげです。感謝申し上げます。 7月18日から45日間続いた長い夏休み期間中に、子どもたちは様々な経験を積んだことでしょう。「聞いたことは忘れ、見たことは覚えているが、体験したことは理解し、発見したことは使える。」という中国のことわざもあります。青い海や白い波、砂浜での水遊び、山に入ってのキャンプや虫取り、お花畑での涼しい風、遊園地や動物園での新たな発見や感動、テーマパークや博物館・美術館・史跡巡り、盆踊りに花火大会など、保護者や親戚の方、地域や習い事の仲間と一緒に出かけたかも知れません。体験したことや発見したことを友だちや先生にたくさん話して下さい。
さて、9月に入り朝夕めっきり涼しく感じるようになりました。日中はまだまだ残暑の厳しい日があるかも知れません。これからの季節、勉強にスポーツにと適している時期を迎えます。「よく学べ、よく遊べ」というように、1学期の学習のまとめや友だちとの外遊びにと、子どもたちには力一杯取り組ませたいものです。ご家庭でのご協力をよろしくお願いいたします。
新型インフルエンザへの対応について】
8月28日(金)に、地域の支部長連絡網でお知らせしましたが、お子さんの健康観察を今まで以上に慎重にお願いします。特に、発熱している場合は、安静にさせ、体温測定を必ずお願いします。学校を欠席する場合は、お手数ですが「体温」についても、連絡帳に添付した「病気欠席連絡カード」などを通して担任までご連絡ください。
今後、臨時休校や早めの集団下校などがあるかも知れません。お子さんと話し合って、保護者不在の場合の対応など事前に相談しておいてください。

平成21年度10月号
「ほうさく村」では、既にトウモロコシ、ジャガイモ、麦の収穫をしました。現在は、大根を育てています。サツマイモの収穫が待たれます。理科の学習で植えたヘチマやヒョウタンが実をつけています。そのような季節になりました。
昔の人は、季節の移り変わりを暦の言葉に置き換えて、分かりやすく言葉で伝えていました。「暑さ、寒さも彼岸まで」。まさしく、蒸し暑い夏から涼しい秋への季節のうつろいを感じさせる今日この頃です。お日様の光がまぶしく、暑いじめじめした残暑もいつの間にか終わりを告げ、朝晩のひんやりとした心地よい空気を感じることができます。そして、生き物たちも秋の虫が活躍しています。賑やかなアブラゼミやヒグラシの鳴き声にかわって、耳を澄ますと、心にしみ入るようなコオロギやアオマツムシの大合唱が聞こえてきます。しばし虫の声に耳を傾け、中秋の名月を眺めながら、心穏やかな秋の夜を親子で過ごすのはいかがでしょうか。
さて、“元気いっぱい・優しさいっぱい・夢いっ ぱい”の上新井小を目指してスタートした平成21年度の1学期が終わろうとしています。10 月9日が終業式です。今までの1学期の間、子どもたちは、学級のお友だちと時には、けんかをすることがあったかも知れません。また、友だちとの意見の食い違いがあったかも知れません。しかし、学校という場での集団生活をし、仲間と協力して生活をしていくためにはお互いのことをよく知り合い、互いに高め合っていくための学習の一
つです。そして、友だちと共に学び、楽しく学校生活を過ごし、確かな成長を感じることができたでしょうか。子どもの成長の姿を認めるために、通知表“あゆみ”をお渡しします。これには、学習状況・学校生活の様子等、記述されています。ぜひ、子どもが持っている伸びる芽を育てていく上での手がかりにしていただきたいと思います。そして、2学期に大きく飛躍していくためにも1学期を振り返り、新たな課題やさらに継続していくことなどを確認し、意欲的な学校生活への意識づけとなることを期待します。
先月末のシルバーウィークは終わりましたが、10 月10 日〜12 日までの連休を有意義に過ごし、気持ちの切り替えをするためにも一区切りをつけて、2学期に備えてください。小手指地区体育祭が本校を会場にして行われます。スポーツで汗を流すもよし、行楽に出かけるもよし、ぜひ、この機会に各地で行われる催し物や行事に参加されるなど、日頃できないことや行けない場所に行ってみるのもいかがでしょうか。家族で過ごす時間を大切にして、絆をさらに強いものにしていただきたいと思います。過ごしやすく心豊かな気持になれる季節でもあります。今後の更なる頑張りを促し、学校でも、子どもたち一人一人の育ちをより確かなものとする努力をしてまいります。子どもたちの力を信じ、様々なことに力いっぱい挑戦させてあげたいと思います。2学期も保護者・地域の皆様にご協力、ご理解をいただくことがあるかと思います。よろしくお願い申し上げます。

平成21年度11月号
10月は台風や目に見えないウイルスの影響が大きかったです。さすがの人間も自然の大きな力を持った台風の暴風雨や、小さな病原体の発熱作用には勝てません。10月の第2月曜日の翌日(10月13日)から第2学期が始まり、10月17日(土)開催の「第34回上小運動会」で学級が一つになり、赤組・青組・黄組としてまとまり、学校全体が元気よく2学期のスタートを切る予定でした。しかし、今年は、新型インフルエンザ(H1N1)のウィルスには勝てませんでした。9月から学級閉鎖や学年閉鎖の措置をとったのは、2年2・3・4組、第3学年、第4学年、第5学年、第6学年と、合計16学級に及んでいます。子どもたちは、生身の体なので(私たち大人も同じですが)、病原体のウィルスには抵抗できませんでした。感染しないように、マスクをし、うがいや手洗い、人混みを避けるなど予防に努めていたこととは思いますが、どこからともなくインフルエンザに感染し、高熱を出してダウンしました。病院で診察をしていただき、薬を処方されたら4,5日間安静にしていると、回復するようです。比較的に軽症ですむ場合が多いようですが、子どもたちは高熱を出すので心配です。ワクチンの接種も始まりましたが、インフルエンザにかからないのが一番です。やはり、予防に心掛けるしかないでしょう。
さて、今回の運動会延期に関しましては、保護者の皆様には大変ご迷惑やらご心配をおかけしました。仕事の休暇を取ったり取り消したり、家族でのレジャーの計画を変更したり、おじいちゃん、おばあちゃんのご招待を延期したりと、様々な日程の変更に伴う調整があったこととと思います。学校でも、学級閉鎖に伴って、行事の変更をし、保護者の皆様に文書で連絡を致しました。ご理解とご協力をお願いいたしました。しかし、何と言っても一番残念に思っているのは子どもたちです。運動会を一番楽しみにしていたからこそ、残念に思う気持ちも一番でしょう。今まで一生懸命に練習をしてきましたから…。そこで、学級閉鎖をしていない学年が、今まで
の練習の成果を保護者の皆様に公開をする機会を設定しました。先週の金曜日には、 4年生が 1年生が 「上小ソーラン」「ハレルヤ!!!!」「竹取物語」
「チェッコリ玉入れ」を披露しました。青空に元気よく「ソーレ!」の声が響いていました。今後は、6日(金)に2,3年生、10日(金)に5,6年生が演技を公開する予定です。乞う御期待ください。
11月は、実りの秋、読書の秋。昔から「灯火親しむの候」とも言われ,読書に最適の季節でもあります。新着本を休み時間に熱心に読んでいる姿を見かけます。文化の日を中心に,10月27日から11月9日までの2週間は「読書週間」です。戦後間もない昭和22年から始まり,今年が第63回目となります。第1回目の読書週間の際に募集して決められた標語は「楽しく読んで明るく生きよう」でした。まだ戦争の傷跡が残っているときに「読書の力によって平和な文化国家を創ろう」とする意図が伝わってくる標語でした。今年の標語は「思わず夢中になりました」です。活字離れが叫ばれる現在,標語のような思わず夢中になるような本との素敵な出会いを期待します。どんな本に夢中になるでしょうか。

平成21年度12月号
校庭の銀杏の葉が、黄色一色になり、扇の葉をゆらりゆらりと落としています。市役所周辺のケヤキも紅葉し、終わりゆく里の秋を感じさせてくれます。新型インフルエンザも早く終わってくれるといいのですが…。第2波、第3波が押し寄せてくるような気配です。引き続き、うがい手洗いをご家庭でもよろしくお願いいたします。
12月になりました。今年1年を締めくくるために、学習を進めたり、持久走記録会に備えてニコニコマラソンを始めたり、音楽会の準備をしたり、教室の大掃除をしたり…師走のごとく忙しい月になります。しかし、教師が慌てたり焦ったりしていては、子どもたちを落ち着かせて、学校生活を送らせることができません。ご家庭でも、大人の忙しさを子どもたちは敏感に感じるでしょう。子どもたちには、落ち着いた生活、充実した生活を送らせて、1年間を振り返りながら子どもたちの成長を確認させたいものです。
街では、イルミネーションやクリスマスカラーが目につきます。「走れそりよ風のように…ジングルベル ジングルベル 鈴が鳴る…」の「ジングルベル」の歌詩は、上新井小学校の校歌「若いみどりの 風が鳴る 丘の学びや 上新井〜」の作詞者である宮澤章二先生が書いたものです。そう思うと、歌に親しみを感じます。 さて、12月4日〜10日は「人権尊重社会をめざす県民運動強調週間」です。人権は、誰もが生まれながらにして持っている、人間が人間らしく生きるための、誰にも侵されることのない永久の権利です。本校の子どもたち一人一人に確実に指導したい内容です。ご家庭でもこの機会に話し合ってはいかがでしょうか。私たち大人がまずお手本を示しましょう。
1 「いじめ」をしない
「いじめ」の根底には、他人に対する思いやり、いたわりといった人権意識の希薄さがあります。人権意識といったら大げさなようですが、結局は他人の心の痛みを分かれば「いじめ」はできません。例えば、動きが鈍いとか、水泳が下手だといった集団の中の異質なものを標的に、ただ異質であるというそれだけの理由で行われることが多いです。そのまま放置すれば差別の芽となる危険もはらんでいます。その人なりのよさが必ずあることを伝えたいです。
2 「いじめ」をさせない
「いじめ」を生み出す心理的な理由として、存在感や自尊感情の満たされない子どもがその満足を求めて、自分より力の劣る者を攻撃、支配するのが「いじめ」の基本です。そして、「いじめ」を行うことによって、他で満たされない欲求を代償的に満たし、一時的な心理的欲求を得ているのです。相手の立場になって考えさせる事が大切です。もし、自分がいじめられたら…と考えさせたいです。
3 「いじめ」を見逃さない
毎日夕食を家族そろってとっている家庭の割合は、25%に過ぎないそうです(食育基本法に基づく「食育白書」)。「いじめ」の発見は普段からの子どもとの接触がなければ、子どもの心身の微妙な変化に気付くことができません。食事の時間に学校での出来事や友だちのことなど会話を増やしていきましょう。たとえ小さな話題でも子どもの話の内容を聞いてください。そして、心配なことがありましたら早め
に担任に相談してください。小さな芽の段階で解決するのが大切です。

平成21年度1月号
新年明けましておめでとうございます。昨年は、本校の教育活動にご理解とご支援を賜りまして、誠にありがとうございました。今年も教職員一同、子どもたちのために誠心誠意努力いたしますので、保護者、地域の皆様のご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
新たな年、平成22年がスタートしました。今年は「寅年」です。届いた年賀状にはトラの絵やイラストが描かれていました。「勇ましいトラ」「強いトラ」「鋭い目をしたトラ」が多く見られました。人々は昔から、「勇ましく力強いトラ」に憧れ、自分たちもそうなりたいと思っていたのでしょう。
今年のカレンダーの表紙を取り除き、真新しい1月の暦を見ると、新年の始まりを実感しました。子どもたちも大きな夢と希望を持って新年を迎えたのではないでしょうか。胸を弾ませたこの気持ちをこれからの成長に役立てていきたいものです。
子どもたちは、「今年はこんなことをしてみたいな」「こうなったらいいな」「今よりもっと良くなりたいな」「○○ができるようになるといいな」という願いを、年明けの今の時期には強く持っていると思います。その願いが少しでも自分の思う方向に近づくと大きな自信となり、成長につながっていくものです。
<第86回東京箱根間往復大学駅伝競走(関東学生陸上競技連盟主催)から>
お正月の一つの楽しみに、箱根駅伝の観戦(テレビ観戦)があります。ご覧になった方も多かったのではないでしょうか。大学生が倒れるくらいに全力を出して走る姿に感動を受けます。それほどまでに、よく自分を追い込むことができるものだと感心します。
初のシード権を獲得した城西大学の選手は、大喜びしているでしょう。特に、昨年度に途中棄権した3年生石田選手の喜びは計り知れないところがあります。
昨年の復路8区、定まらない視点、動かない足、ふらふらと歩くような姿を思い出しました。今年は7区を任され、区間2位の記録となるような快走を見せました。
昨年は、途中棄権した後、「すみません。すみません。」と泣きながら介抱してくれている部員に謝っていました。しかし、今年は、走り通した満足感から笑みを浮かべながら「ありがとうございました。」と語っていました。また、「自分で途切れたタスキが、1年かけてやっとつながった」と笑顔を見せていました。今年の石田選手の走りから、目標を持つことの大切さを感じました。途中であきらめないで努力する素晴らしさを見ることができました。また、チームとして競う駅伝の素晴らしさを知ることができました。「襷(タスキ)」にしみ込んだんだ走者の汗と、1年間の努力と、走っていなくても応援してくれている仲間の存在を感じながらタスキをつないでいっているのだと思いました。
小学校でも、同じ教室で学び合う友だちや先生、同じ校舎で学ぶ上級生、下級生がいます。一人一人が自分の夢を持っているでしょう。その夢の実現に向けて、毎日コツコツと取り組むことが夢に向かっていく近道です。今年も、保護者・地域の皆様のご協力をよろしくお願いいたします。

平成21年度2月号
冬来たりなば 春遠からじ
朝夕、厳しい寒さが続いております。各ご家庭におかれましては、風邪の予防に努めておられることと推察いたします。昨年、夏休み以降に猛威をふるった新型インフルエンザも、今のところその後の大規模な流行が見られず一安心していますが、市内では、数校で学級閉鎖を実施している模様です。また、季節型のインフルエンザの流行も心配です。ご家庭でのうがい・手洗い・十分な栄養と休養など、予防している成果でしょうか。引き続き、ご家庭と学校とで共に予防に努めていきましょう。
さて、季節の呼び名「春・夏・秋・冬」の意味について調べてみました。
季節 天文学上 気象学上 暦の上
春 春分から夏至前日まで 3月から5月まで 立春から立夏前日まで
夏 夏至から秋分前日まで 6月から8月まで 立夏から立秋前日まで
秋 秋分から冬至前日まで 9月から11月まで 立秋から立冬前日まで
冬 冬至から春分前日まで 12月から2月まで 立冬から立春前日まで
「春」「はる」は万物が発る季節、つぼみが張る(はる)季節。
「夏」「なつ」は熱(ねつ)の季節、放(はなつ)季節。
「秋」「あき」は草木が紅(あか)く染まる季節、空き(あき)の季節。
「冬」「ふゆ」は万物が冷ゆ(ひゆ)る季節、自然や生命が殖(ふ)える季節。
と、定説は様々あるようですが、語源について触れている記事がありました。
2月になり、校庭南側のジャングルジムの向こう側には、紅梅が咲き始めていて、寒々とした落葉樹や常緑樹の中にあって、ひときわ艶やかな色で明るさと温かさを、校庭で遊ぶ子どもたちに与えてくれています。冬の時期に、木々のつぼみは少しずつ脹らみを増しています。はち切れんばかりに大きく成長していきます。このつぼみが「張る」と花が咲き、「春」がやってきます。
2月は陰暦で如月と呼ばれています。草木が更生するという意味だそうです。2月3日が節分、2月4日が立春と暦の上では春が近づいています。まさに、「冬来たりなば 春遠からじ」でしょうか。寒くて辛い冬のあとには、暖かい春がやってくる。今はたとえ辛く苦しくても、やがて明るく幸せなときはやってくるという意味の通り、子どもたちには、例え、難しそうな問題に直面しても、厳しさや困難に耐え、それを乗り越えていくことで大きな喜びを味わわせたいものです。
学校では、やがて迎える春に備えて、一人一人の子どもたちに、現在の学年で学習する基礎的・基本的な学力を身につけ、次の学年に進級させたいと鋭意努力しているところです。まとめの時期に入っています。ご家庭でのご協力をよろしくお願 いします。

平成21年度3月号
弥生3月になりました。メジロが寒椿の蜜を吸いに来ていた先月でしたが、今では、シジュウカラの囀りも時々聞かれます。そろそろウグイスも地鳴きから囀りの練習を始める時期になってきました。二十四節気の一つである啓蟄(けいちつ)は6日です。啓蟄は冬眠をしていた虫が穴から出てくる頃という意味ですが、実際に虫が活動を始めるのはもう少し先になるでしょうか。また、ヤナギの若芽が芽吹き始め、フキノトウの花が咲く頃でもあります。寒い季節をじっと耐えて、生命の喜びを謳歌する季節はもう間近に迫っています。
鳥や花と同じこの地球上に生息する生き物としての人間もまた、心が浮き浮きする季節になってました。生命の躍動する季節ですが、浮かれすぎた気持ちには、ちょっとブレーキをかけないと、不注意による交通事故等に遭遇する危険があります。活動的になるこの時期、安全には十分気をつけるようにしましょう。
また、3月は、新たな旅立ちの季節でもあります。卒業する6年生は、この1年間でたくさんの成果を挙げました。上新井小学校は、高学年の子どもたちがよいお手本となり、下学年の子どもたちが、あのような5・6年生になりたいなと憧れを抱いて生活をしています。学校は、このように異学年の子どもたちが、集団で生活することで、互いの良さを認め合うと共に、あんな人になりたいという思いが育てられる環境こそ、最も重要であると考えます。その意味では、本校のよき伝統を、しっかり築いた6年生でした。この伝統を受け継ぐ現在の5年生もまた、きっとさらに発展させてくれることと期待しています。これも、偏に学校、家庭、地域が一体となって、子どもたちの健全育成に努めている成果の表れであると考えます。しかし、まだまだ不十分な点が多々あったこととは思いますが、保護者や地域の皆様に支えられ、子どもたちの教育活動に当たることが出来た成果であると考えています。本当にありがとうございました。
卒業する子どもたちだけでなく、在校生も一つ上の学年に進級します。上の学年に進級するということは、憧れの対象として見てくれる子どもたちが、それだけ増えることでもあります。大切な節目の月、締めくくりの月です。新たな気持ちで新年度が迎えられるよう、一人一人があんな子どもになりたいなと言う「憧れの対象」となれるよう努力することが大切です。
それぞれ進級する子どもたち、卒業する子どもたちも、この地域の大切な宝物です。今後とも、かわらない温かな目で、子どもたちの健やかな成長を見守っていただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
<教育に関する3つの達成目標>保護者アンケート結果概要
ご協力ありがとうございました。「している」という回答の割合です。
@約束時刻までの帰宅(95.6%) D前日の学習準備(84.6%)
A履き物揃え (38.3%) E宿題や家庭学習(93.0%)
Bあいさつや返事 (79.9%) F早寝・早起き (72.7%)
C「ありがとう」「ごめんなさい」(80.5%)G家でのお手伝い(66.4%)


