学校だより                                  
平成22年度4月号

 新しい春を迎えました。花壇で色とりどりに咲くパンジーが心躍る気持ちを表しているかのようです。春は、ほうさく村で咲いている菜の花の黄色や桜の花の薄ピンクの色がよく似合います。明るさや活気を感じる黄色、ほのぼのとした優しさや心和む雰囲気を感じるピンクが、元気な子どもたちを大歓迎しています。 本日、新入生121名を迎え、児童数736名、22学級、教職員数39名で、上新井小学校35年目の平成22年度がスタートしました。
 入学・進級、おめでとうございます。今年度、新たな学年、新たな出会いを大切にして、1年間、元気いっぱいに過ごしましょう。
 年度当初の教職員の異動があり、12人の転入職員を迎えました。今年度も、全教職員が心を一つにして、「元気いっぱい 優しさいっぱい 夢いっぱい」の子どもたちが育つ上新井小学校になるよう、全力で取り組んでまいります。保護者・地域の皆様におかれましては、昨年度同様に変わらぬご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
 今年度の学校教育目標を、以下のようにいたしました。

●やさしく(心の豊かな子)
●かしこく(進んで学ぶ子)
●げんきに(たくましい子)
  21世紀を心豊かに、たくましく生きる子どもたちの将来を見据えて、様々な困難に当たってもくじけず、自らの力で、明日を切り拓いていける確かな力を身に付けさせていきたいと考えております。また、35年目を迎える伝統ある本校を支えご支援いただいている地域の皆様の願いや期待を受け止めつつ、「保護者・地域との絆を強め、活力に満ち、潤いのある学校」を目指し、保護者・地域の皆様と共に歩んでまいりたいと考えております。さらに、児童一人一人を大切にし、児童に夢を語り、児童を見守る教師を目指して、「その子の花」を咲かせるような教育活動を進めていきます。
 皆様のご支援をよろしくお願い致します。


学校だより
平成22年度5月号

校庭のイチョウやケヤキの新緑が眩しい季節になりました。4月の気温は、不安定でしたが、これからは暖かい日が続いてほしいものです。今年の八十八夜は5月2日(立春から数えて88日目)。昔から「夏も近づく八十八夜」や「八十八夜の別れ霜」などと言われ、八十八夜は霜のなくなる安定した気候の訪れる時期です。農作物の種まきに適した時期です。春から夏へ移る境目の日として重要視されてきました。八十八夜からは新茶の摘み取りが行われます。そして、楽しみな5月の5連休が明日から始まります。各ご家庭での計画に沿って安全に有意義にお過ごしください。
 新年度の学校生活も一ヶ月が過ぎました。一年生は黄色いランドセルカバーがよく目立ちます。通学班の先頭を歩く班長さんが、後ろの列を気遣いながらゆっくりと歩いて登校しています。校門を通過するときの「おは
ようございます」という朝の挨拶が、昨年以上に元気よく、大きな声を出して交わしています。気持ちのよい学校生活の一日のスタートを切っています。
 各学級では、学年目標を受けて、学級の目標を考えたり決めたりしました。また、係活動の担当や、当番活動の仕事内容も確認しました。個人の目標も自己紹介と兼ねて掲示してある学級がたくさんあります。以下に紹介します。
  2年生:なかよくしてね。いっぱい一緒に遊んでね。あきらめないで何でもがんばろう。
     みんなでドッジボールをやってみたいよ。
 3年生:勉強の科目が増えたのでいろいろなものを頑張りたい。学校をあんまり休まない。
     友だち100人つくる。逆上がりができるようになりたい。
 4年生:一杯手を挙げられるようにしたい。先生の話をよく聞き、素早く行動する。
     係や当番の仕事をしっかりする。友達をいっぱい作っていっぱい遊ぶ。
 5年生:漢字の苦手を克服する。友達をたくさん作ること、仲良く遊ぶこと、けじめをつ
     けること。楽しく仲良く元気にやる。低学年に優しくしてあげる。
 6年生:落ち着いて生活する。積極的に外で遊ぶ。日本の歴史は小学生の上(1学期の学
     習)だから、頑張りたい。やさしく、仲良く、明るく。
 何事にも意欲的に取り組む子どもたちです。目標に向かって大きく成長してほしいものです。今月も皆様のご協力をよろしくお願いいたします。



学校だより
平成22年度6月号

梅雨間近の6月です。植物はこの時期に大きく成長します。子どもたちも心も体も大きく成長してほしいと思います。今月も、皆様のご協力をよろしくお願いいたします。
 子育てを山登りに例えて考えてみます。目的地は、どんな山でもかまいませんが山頂です。
 第一の山登りは、親が子どもを背負って登ります。最終的に子どもも親も頂上に立ち、景色を眺めることができます。子どもは安全ですし、疲れません。反対に親は相当疲れます。足でも踏み外せば共に谷へ真っ逆さまです。
 第二の山登りは、親が先に立って、時には子どもの手をひいたりしながら親の後をついて来させる方法です。親は、「だまって、親を信じてついてこい・・・」と、自分のペースに子どもを巻き込みながら登ります。結果的には子どもは自分の足で登ったことになり、親としては登らせたという自信がさらに高まるでしょう。
 第三の山登りは、親が子どもに道を詳しく教え、しっかり覚え込ませて、登らせる方法です。ただし親は一緒について行きません。自分の登山の経験やあるいは人から聞いたり書物で学んだりした知識をもとに、最良の方法を考えて子どもに与えます。しかし、リスクが伴います。山の状況や天気は、知識通りではありませんので、道に迷ったり、途中で登山を断念したりすることも予想されます。でも、子どもは確かに、道中を一人の力で登ったという感激を味わうことができます。
 第四の方法です。親も子どもと一緒に、登山のことや道中見られる自然について学びながら登る方法です。このとき大事なことは、子どもを先に立たせることです。
 そして、分かれ道に来た時など、まず、子どもに判断の根拠を聞きながら選択させることです。親の意見を求められたときには、さりげなく自分の考えを述べます。時間がかなりかかることは覚悟しなければなりません。しかし、間違いなく頂上へはたどり着くことはできますし、子どもは頂上に立つ喜びとは別に、道順を選択したり、道々現れる景色に一つ一つ感動したりすることは間違いありません。
 第五の方法は、第一の方法と全く逆の登山です。親は「弁当をもって山へ登れ」と指示するだけで、後はすべて子どもに任せる方法です。おんぶも手を引くことも、諸注意や知識・地図など一切与えず、何もかも子どもの意志に任せます。この場合、子どもにとって強い意志と優れた判断力が備わっていなければなりません。時として、命を失うことも覚悟しなければなりません。 さて、皆さんはどのコースで登山させますか。


学校だより
平成22年度7月号

  梅雨の晴れ間に輝く太陽は眩しく感じますが、まだまだうっとうしい梅雨の季節が続いています。生ものは腐りやすいし、体調も崩しやすい時期です。汗をかいたり雨に濡れたりした後の身体をよく拭いて、健康管理には十分気を付けてください。
  南アフリカ共和国(首都は、ケープタウン(立法)プレトリア(行政)ブルームフォンテーン(司法)、時差は日本の7時間前)で行われているサッカーのワールドカップでは、日本代表チームが見事一次リーグを突破して、ベスト16のトーナメント戦に出場しました。サッカー好きの人は勿論のこと、多くの日本人が、代表チームの活躍に喜びや勇気をもらいました。早朝から「ヤッター」と声を上げて感動体験をしたのではないでしょうか。日本人の特徴として、小柄な体格でも、俊敏さや組織力を生かしてゴールに向かう姿勢で、海外の大柄な個人技に優るチームと対等以上に競うことができるようになってきました。(全日本元オシム監督のチーム作りの方針でした。)相手を知るとともに自分の特徴を理解し、最大限に自分らしさを生かすことが重要です。パラグアイ戦では惜しくもPK戦で負けてしまいましたが、代表チームの活躍に元気をもらいました。
  さて、7月になるといよいよ夏休み間近という感じがします。7月21日から8月31日までの42日間という長期休業中に、ぜひ子どもたちと一緒にサッカー観戦以上に感動することができるような素晴らしい体験活動をご家庭での夏休みの計画に付け加えてください。
  私たちが新しいことを学ぶときには様々な手法があるでしょうが、一つの方法として最初はお手本をとにかく真似していくことです。硬筆練習の時に、お手本の文字をよく見てまねをしながら書いたのと同じです。また、お手本は、習い事の先生や師匠の技であるかもしれないし、コーチのの見本かもしれません。時には、競い合う相手チームの中によいお手本が潜んでいるかもしれません。それらのお手本となる物を自分の力にするために、よく見て、やり方を覚え、まねをして同じようにできることが、「学ぶ」ことにつながります。学ぶためには、まねをするものを見つけなくてはなりません。間違ったことをまねたら大変です。よいお手本を真似て、自分のものにしていくことで、次は自分の行いをお手本にしたいと思う人が出てくるでしょう。思ったら実行しなくては自分の力になりません。ためすことによって学ぶのです。私たち大人が、子どもたちのよいお手本となりましょう。
  暑い夏、ご家族の皆様や地域の皆様にとって、体験活動から新たな実り多き学びがありますように。

学校だより
平成22年度9月号

 日焼けした元気な顔、そして明るい子どもたちの声が学校に戻ってきました。今まで、主人公のいない教室や学校は、ひっそりと静まりかえっていました。しかし、子どもたちの楽しそうな話し声、暑くても校庭に行って遊んではしゃぐ声が聞こえる学校は、活気を取り戻しました。学校には子どもたちの遊ぶ姿や学習する姿が似合います。
 さて、今年の夏は猛暑でした。体調を崩さず過ごせたでしょうか。気象庁によると、昨年7月は平均気温が平年比−0.16度とやや冷夏だったのに対し、今年の7月の平均気温は平年比+1.42度。東日本の、同月下旬の平均気温は統計を開始した1961年以降、過去最高を記録したといいます。おそらく8月も平年以上だったことでしょう。
 猛暑による影響について調べてみました。その一つに、冷蔵庫、エアコン、扇風機などの夏季シーズンに販売が増加する、いわゆる“夏物商品”の売れ行きは、暑さが増した7月第4週には、エアコンの販売が前年同週比約2.5倍の大幅な伸びを記録したというのがありました。また、ある商店では、「熱中症対策コーナー」を設置。アイスクリームやドリンク類の売れ行きが好調で、供給が追い付かないほどなのだとか。この他にも大手百貨店などでは涼感寝具が前年比5割増、額などに張り付ける冷却ジェルシートは7月の出荷額が前年比2割増と好調だという話題もありました。
 動植物には、暑さがこたえます。梨やブドウなどの果実は夏の暑さで甘さが増したという報道がありました。お米の実りはどうだったのでしょうか。実りが多いといいのですが…少し心配です。ペットも冷房の効いた室内では快適かもしれませんが、野外で飼われている乳牛は夏バテぎみになり、乳の出が2割減になっているというニュースも聞きました。
 子どもたちは猛暑をしのいで、プールに行ったり涼しい場所へ出かけたりと工夫しながら生活していたことと思います。
 今日から1学期後半がスタートします。前号で「暑い夏、ご家族、地域の皆様方、体験活動から新たな実り多き学びがありますように。」と願いましたが、どのような夏休みを過ごしたでしょうか。先生方もみなさんの夏休みの思い出話を聞くのを楽しみにしています。さあ、生活のリズムを整え、実り多き9月としましょう。ご家庭、地域の皆様のご協力をよろしくお願いいたします。

学校だより
平成22年度10月号

9月の残暑もお彼岸まで続きましたが、気温が急激に下がり、「暑さ寒さも彼岸まで」の通りになりました。そして、その後は数日間、雲一つない青空が気持ちよく広がり、まさに、「天高く馬肥ゆる秋」となったかと思いましたが、また、最近は曇天の日が多くなりました。気温の変化に体が対応するように衣服で調節し、心身ともに健康で今月も過ごしたいものです。
10月に入り、学校では1学期のまとめの時期を迎えています。先月からは、夏休み後の学習を進めつつ、4月からの学習や学校での生活について、再度振り返りながらまとめをしています。懇談会の際にお伝えしました「あゆみ」を8日(金)にお子さんが持ち帰りましたら、1学期にがんばった姿を思い浮かべ、努力を認めてほめてください。学習や生活態度についてもよく家庭で語り合い、目標のある生活が送れるようにご支援願います。

学校だより
平成22年度11月号

日の出が遅く日没が早くなり始め、朝夕の空気が冷たく感じる頃となりました。暑かった夏と残暑厳しい秋のはじめから、季節は確実に晩秋へと向かっている感じがします。今年は雨不足と猛暑のためか里芋が不作と伺います。お米の品質も落ちているという報道がありました。奄美大島での集中豪雨など、例年にない天候不順の年です。
今年は、「運動会を実施したい、練習した成果を皆さんに見ていただきたい」という子どもたちの強い思いが天に届き、さわやかな秋晴れのもと、「第35回上新井小学校運動会」が実施できたことを大変うれしく思います。保護者・地域の皆様の大きなご声援、ご協力を頂きましてありがとうございました。
運動会では、3つの輝きがありました。一つ目は、お日様の輝き、二つ目は子どもたち一人一人の輝き、三つ目は保護者・教職員・地域の輝きです。
運動会当日は、秋晴れの日差しの強い日でした。お日様の輝きに感謝です。
子どもたちの輝きは、各演技、競技、応援などを通して、いい表情・きらきらと輝く瞳・生き生きとした姿から感じ取ることができました。来賓の方からも「子どもたちの笑顔がいいね」「色ごとの応援がまとまっているね」などというお褒めの言葉を頂きました。また、ご多用の中、多くの保護者・地域の方の参観を得て、温かく力強い応援を頂きました。子どもたちの力を後押しするようなかけ声がたくさん聞こえてきました。
保護者の方は朝早くからの応援席の確保に始まり、お弁当作りや写真撮影、応援などと子どもたちの輝きを支えていました。ゴールに向かって走る子どもたちに「がんばれー!」という大人の声援で、「もう一がんばりだ」と思い、どれだけ力を出したことか知れません。子どもたちは、応援されることで自分の持っている力以上に運動能力を発揮します。無限の可能性を秘めています。更に、サポーターの皆さんのお力添えで準備から片付け運営に至るまで大変おせわになりました。ありがとうございました。
さて、子どもたちは、なぜ「輝いていた」のでしょうか。それは、運動会という行事の中に、自分の力を発揮できる場、仲間と一緒に表現できる場があるからでしょう。保護者や先生、地域の皆さんに運動する姿を見てほしいと思っていたのでしょう。友達の頑張る姿を見るのも、応援することもうれしく、お弁当も楽しみだったからでしょう。子どもたちの輝きには、自信や意欲が見られました。運動会で輝いた姿を、今後の学年行事や学級での学習につなげて、さらに輝き続けてほしいものです。

学校だより
平成22年度12月号
里の秋から初冬になり、市内のケヤキ通りの葉も冷たい風に舞っています。校庭のイチョウの葉も鮮やかな黄色になりました。季節の移りゆく姿を感じます。
先日、登校してきた1年生がランドセルを教室に置き、外に出てきました。そして、ペットボトル片手に水道の流しで水をくみました。チューリップに水をあげるためです。朝顔を育てていた植木鉢に球根を2つずつ入れ、その上に丁寧に花壇の土をかけて球根植えをしました。今、育てているところです。ところで、チューリップのきれいな花を咲かせるためには、二つの条件を整えてあげることが必要です。一つは寒い冬の間の水分に注意し、土が乾きそうになったらたっぷりと水を与えることです。二つ目は、厳しい寒さに合わせることです。厳しい寒さに合わせないと、弱々しく、小さ花しか咲かないのだそうです。
チューリップを育てることは、子育てにも通じると思います。子どもの健やかな成長を促すためには、子どもがこまったとき、悩んでいるとき、迷っているとき、問題が解けないとき・・・指導と助言、励ましと声かけなどを必要な時に与えることが大切です。これは水やりと同じです。しかし、それだけでは、大人に頼るひ弱な子どもになってしまいます。社会でたくましく生きていく力を身に付けさせるためには、厳しい冬の寒さに当てることも必要です。「しなければならないことは必ずやらせ、やってはいけないことは絶対にさせない。」「約束は必ず守る。」などの厳しい指導も大切です。この両者のバランスを考えながら接することが、子どもたちを大きく、力強く育てることになるのではないでしょうか。
1年生が育てているチューリップ、来年の春には赤や黄の大きな花を美しく咲かせてくれることを期待しています。

学校だより
平成22年度1月号

新年あけましておめでとうございます。昨年は、本校の教育活動に様々な面からのご支援ご協力を頂きましたことに感謝申し上げます。本年も教職員一同、上新井小学校の子どもたちのよりよい成長を願い、皆様と共に協力し合いながら学校教育の更なる向上を目指して邁進してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
さて、今年の元日の日の出はどこでご覧になったでしょうか。地平線から昇ってくる新年のお日様はとても輝きに満ちていました。新たな年のスタートに光り輝く太陽は、私たちに新たな希望や勇気を熱と光と共に与えてくれているような感じがしました。水平線から昇る太陽、雲海から昇る太陽などと、場所が変わると見る人の受け止め方も変わることでしょう。いつの日か新年の初日の出を富士山頂から眺めてみたい気がしました。
新年には、数多くのスポーツ競技が行われます。私と同じように、毎年楽しみにされている方も多いのではないでしょうか。
元日は、実業団のニューイヤー駅伝。実業団37チーム(259人)が100キロの上州路を駆け抜け、トヨタ自動車(中部)が、4時間51分56秒のタイムで初優勝。第2位の富士通(東日本)は、1秒差でした。5時間近くも競い合い、100キロも走って抜いたり抜かれたりと順位を争い、結果としての勝敗は1秒差という何とも劇的な勝負でした。勝負の厳しさを感じます。
2日、3日は大学生の箱根駅伝。所沢市にキャンパスのある早稲田大学が総合優勝しました。1区大迫選手の快走はありましたが、10人の総力で他の大学より勝っていました。一方、往路優勝した川越市にキャンパスのある東洋大学は、箱根の山登りの5区で、新・山の神様である柏原選手が、今までの不調を翻して今年も活躍しました。3年連続の区間賞での激走で東洋大学を1位に押し上げました。しかし、総合順位は第2位でした。ゴール地点での東洋大学の選手は、アンカーの仲間が2位で入ってきてもあまり喜んでいません。3連覇を目標としていたからでしょうか。2位に甘んじてしまった自分たちのチームに満足していませんでした。その一方、目標達成の喜びを味わっていたのは、ゴール直前でコースを間違えそうになり、「目が飛び出るかと思った」と監督を驚かせた國學院大學です。城西大学との3秒差で初出場から11年目に初シード権を獲得しました。
第89回全国高校サッカー選手権は、昨年の12月30日から1回戦が始まり、1月10日に決勝戦が行われました。埼玉県代表の西武台高校は惜しくも準々決勝で敗れてしまいましたが、最後まで試合をあきらめず、果敢にゴールをねらい、終了間際に同点にしたときは、飛び上がって喜びました。しかし、PK戦で負けてしまい残念でしたがよく頑張りました。
高校生のサッカーも大学生・社会人の陸上競技である駅伝も、各チームにエースと呼ばれる選手がいます。しかし、試合ごとにヒーローが誕生し、勝ち進んでいくチームが最終的には優勝するものです。選手の体調管理や監督の作戦、チームを応援する人々の総合力でスポーツの勝敗が決まるように思われます。個人の力を引き出す大会や諸準備が重要です。
学校はこれらのスポーツと同じように、エースを育てることも時には必要ですが、各学級の子どもたちが、特定の教科や単元、種目など様々な場面で“ヒーロー”になり活躍することが自身にもつながり重要です。今後も、その子の良さを認め伸ばしていきたいと思います。今年も、保護者・地域の皆様のご協力をよろしくお願いいたします。


学校だより
平成22年度2月号

うさぎ年も早や1ヶ月が過ぎました。2月の別称「如月(きさらぎ)」が「衣更着」(衣服を更に着重ねるほど)とも言われるように,寒さが一段と厳しくなる時期です。しかし,暦の上ではもうすぐ立春です。吹く風には確かに厳しい寒さを感じますが,澄み切った青空の中で顔をのぞかせる太陽の光は日増しに暖かな力を強めています。一歩一歩近づいている春の足音を感じながら充実した日々を過ごしていきたいものです。
 2月3日は節分です。節分は「季節の分かれ目」の意味で、立春・立夏・立秋・立冬の前日を指していました。一年に4回もあるにもかかわらず、春が一年の始まりを意識する習慣から,次第に春だけに用いるようになり、現在では立春の前日を指すようになりました。また、この日は追儺(ついな)と呼ばれ、新しい年の春(立春)を迎えるにあたって、豆をまいて、心の中にいる悪い鬼を追い出し、福を招き入れる行事が広く行われます。以前、子どもたちに節分にちなみ、自分から追い出したい鬼と自分に呼び込みたい福について学級で話し合ったことを思い出しました。自分から追い出したい鬼については「忘れ物鬼」「けんか鬼」「怠け鬼」などの意見が、呼び込みたい福は「がんばり福」「しんせつ福」「できる福」などの意見が出ました。では、「今、自分が持っている、自分に残したい福は?」という質問をしたところ、悩む子がほとんどで、「ない」「わからない」と答えた児童が多かったことを覚えています。「鬼・福」は、言い換えれば、自分の「短所・長所」とも言えます。自分の「短所」についてはあげられても、「長所」については分からないというのです。確かに、子どものうちから自分のことを客観的に見ることは難しいものです。それは、自分で気付くというよりも、普段、周囲の人から言われている言葉が影響しているとも言えます。特に、短所については、周囲から言われていることを信じ込んでしまっている場合が多いようです。また、自分の長所が分からないというのは、それだけ褒められたり認められたりする経験が少ないということにも繋がります。
 子どもたちは、自分では気付かずとも、一人ひとりが素晴らしい長所を持っています。「あなたは優しい心の持ち主ね」「何でも辛抱強く取り組んで頑張り屋さんだね」「元気で明るい所がいいね」などと、周りが認めたり褒めたりしてあげることで、「自分のこういうところがいい所なのだ」と自覚していくものです。子ども自身が自分の長所に気づき、それを伸ばしていこうとするためには、まず私たち大人がその子自身のよさを認め、褒めて自信を持たせることが必要だと思います。この機会に是非ご家庭でも、子どもの持っている福「よさ(良さ・善さ)」について話し合ってみてください。
 学年末まで残す所2ヶ月。子どもたちが自分のよさに気付き、さらに伸ばしていけるよう学校と家庭や地域とが一体となって、子どもたちのがんばる姿を認め、励ましていきたいと思います。今月もよろしくお願いします。


学校だより
平成22年度3月号


まとめの時期、子どもたちの成長を確認しましょう。
「梅一輪 一輪ほどの あたたかさ」(服部嵐雪)というように、少しずつあたたかくなり始めました。春はもうすぐやってきます。
今年度が残り1か月となりました。先月の学校便りで、豆まきの福に例えて「子どもの良さを認め伸ばしましょう」と書きましたが、福がたくさん家の中にやってきたでしょうか。子どもたちはどの子も心身ともに成長していますが、身近にいるとなかなか見えるような成長は感じられないことが多いかもしれません。
「あなたは、お子さんのよいところを10以上言えますか。」と問われたらどうでしょう。3つ4つくらいは言えても、それ以上は見つけるのが難しいかもしれません。私たちは、他人の悪いところを見つけるのは得意ですが、よいところを見つけるのは苦手のようです。
しかし、子どもを伸ばすためには、家庭や周りの人がその子のよいところをたくさん見つけ、認めることが重要です。どうすれば子どものよいところをたくさん見つけることができるのでしょうか。他人と比べていては、よいところをたくさん見つけることはできません。その子の学習や生活などで、昨日よりも、10日前よりも、少しでも進歩していたらそれをよいところを認めていくのです。また、短所を長所と捉えることもできます。「消極的である」という短所は、「慎重である」と考えられ、 「協調性がない」は、「自分の考えを大切にする」と捉えることもできます。自分に自信のある子どもは、物事を肯定的にとらえ、何事にも前向きな態度で取りのりこえていくことができます。たとえ困難なことに出会って失敗したとしても、前向きにとらえて乗り越えていくことができるでしょう。
最近出会った本校の子どもの様子を紹介します。
○登校時、校門に立っていた私に、小さな声で「おはようございます」と言っていた1年生の女の子。後から来た友達と一緒になり、表情が明るくなりました。そして、校庭でラインを引いていた担任に、50mも離れたところから「先生、おはようございます!」と大きな声であいさつをしていました。
○雪の降った翌日、多くの子どもたちが教室にランドセルを置き、急いで校庭に出てきました。ふと見ると、5年生の男の子が一人、花壇の前にうずくまり、両手で雪をすくったりかき分けたりしていました。花壇からは、黄色や紫色のパンジーの花が顔を出しました。
○可燃物回収の木曜日。整備委員会の当番の児童がゴミ小屋から校門の外の回収場所へゴミを出し始めました。一人で黙々と仕事をしていると、仲間が走ってやってきました。「ごめん、ごめん、遅くなって。」と言葉を添えていました。
子どもたちは、自分のよいところに気付いていない場合が多いので、家族や周りの人が見つけて伝えて気づかせることが大切でしょう。子どもたちの一年間の成長を確認しましょう。
保護者、地域の皆様の一年間のご協に感謝申し上げます。