最近、オリンピックや水泳・野球・陸上競技等の世界大会では日本人選手が、上位に入賞する
ことは決して珍しいことではなくなりました。その事は、専門的・先進的なトレーニング法・栄養学等
の成果と言えます。
しかし、その一方で平成20年度の文部科学省の調査結果によると、日本人のとりわけ若年層に
おける体力の低下が報告されています。このことは、全体的に体力の格差が広がっているとも言え
ます。
小学生の発達段階での「体つくり」において求められるものは、
@バランスの取れた筋力作り
A生涯スポーツの入り口として一生涯に於いて楽しんで体を動かすことを続けられるようにすること
が大切です。
若松小では、下記のような取り組みを行っています。
■週に一回、全校児童による朝の業前運動
《サーキット・トレーニング》・・・校庭と体育館を利用し、走る・跳ぶ・投げる・登る等様々な動作運動を取り
入れた種目を通し、子ども達はバランスの取れた体つくりを行います。
《持久走》・・・校庭のトラックを5分間走ります。この期間は、各自走った距離を記録します。また、12月に
は、全校の持久走大会が実施されます。 《リズム縄跳び》・・・曲のリズムに合わせ、様々な技で跳びます。また、振り付けは、体育委員の子ども達
と先生が考えています。 《長縄跳び》・・・各クラスごとに、3分間内に何回跳べるかに挑戦します。体力面での向上は基より、一つ
の目標に向かうことから学級内のチームワークが練習を通し、大変高まります。 ■跳び箱教室・水泳教室・逆上がり教室 苦手な子が自主的に参加し、チャレンジしています。毎年、全く跳べなかった子が跳べたり、泳げなかった子
が25mを泳げたり、腰がすっと浮いて鉄棒の周りをぐるっと一周できた瞬間は、諦めずがんばり続けた子ども
とそばでずっとアドバイスを送っていた先生とが手を取り合って喜び合う風景が見られます。本校では、出来な
いことを出来ないままにするのではなく、壁を乗り越える力を付けるよう育てていきます。 若松小の子
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